95歳女。腎不全,心不全などで当院内科に通院中。
 数日前から左手背が腫れて痛みがあり,2月4日に内科受診。蜂窩織炎の診断で抗生剤内服。2月9日,再診。腫れは引いたが,腫脹があり波動を触れたため当科紹介となる。
 左手関節背側に直径4センチの皮下腫瘤があり,局所麻酔下に中心部を1センチほど切開した。内容物からガングリオンと思われた。2本のナイロン糸を頭側と尾側に向けて挿入。絆創膏で固定し,ズイコウパッドで被覆。
 2月12日,浸出液が少量になり,波動も触れなくなったため,ドレナージ終了とし,以後はプラスモイストで被覆。2月29日で創は自然に閉鎖し,ガングリオンの再発もなかった。

2月9日 ドレナージ 2月12日

2月16日 2月23日 2月29日


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/2109/index.htm】

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