49歳女。埼玉県鴻巣市
2015年4月17日,電気ストーブの前で寝込んでしまい,翌日,左下腿に水泡ができていることに気付いた。〇〇皮膚科を受診し,デルモゾール軟膏と亜鉛華軟膏が処方され,2週間後にはオルセノン軟膏に変更。以後,連日のように通院しているが治らず,悪化している。ネットで熱傷治療について調べ,「ヤケドは保険診療では治らない。当院は脾臓の軟膏を使う私費診療で綺麗に治す」と宣伝している目白の△△医院を5月29日に受診。あまりの請求額(1万3000円!)に驚き,これでは通院できないと思い,再度ネット検索検索をして当科を発見。
6月4日,当科受診。低温熱傷の病態と治り方について丁寧に説明し,保険診療で治ることを説明。「△△医院の秘伝の軟膏」を洗い落としたところ,その下は全層壊死になっていたため,局所麻酔下に壊死組織を切除し,ヘモスタパッドで止血。翌日からはプラスモイストで治療。
6月4日 | 秘伝の軟膏を落とす | デブリ後 |
6月5日 | 6月12日 | 6月19日 | 7月3日 | 7月24日 |
【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/1689/index.htm】