11ヶ月女。
2015年2月27日朝,オーブントースターに右手をつけて手掌熱傷受傷。直ちに近くの〇〇大学付属△△病院を受診し,アズノールとメロリンガーゼで治療してくれたが,治療にあたった医師が「ヤケドならこの病院は止めた方がいい。私の子どもなら絶対に練馬光が丘病院の専門外来に連れて行きます」とアドバイスしてくれた。
同日,当科を受診。手掌の水疱を除去しミトン型にしたプラスモイストで被覆。母指にも水疱形成があったが,こちらは除去せずにハイドロコロイド被覆材で被覆した。また,乳児の手掌熱傷は瘢痕拘縮により進展障害が起こる確率が高いため,日中は母親が用手的に指を進展させるように説明した。
3月2日に高熱のため,当院小児科に麻しん疑いで入院したが,翌日には解熱し,検査結果からも麻しんは否定され,結局,原因不明の発熱とのことだった。
ちょうど1ヶ月で上皮化し,この時点では手掌にも手指にも伸展傷害は認められなかった。
2月27日 | 水疱膜除去後 | ドレッシング |
3月2日 | 3月4日 | 3月9日 | 3月16日 |
3月19日 | 3月23日 | 3月27日 |
【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/1487/index.htm】