38歳女。
 2009年12月23日,〇〇県の心臓血管病院で漏斗胸手術(Nuss法)を受け,2014年4月29日にバーの抜去手術を受け,5月5日に退院した。5月19日に創部から大量の黄色い液が出たため,会社の診療所を受診し,数日間,処置を受けたが,毎日診察する医者が変わり,説明が二転三転するため不信感を持ち,〇〇県の病院から△△医科大学附属病院形成外科を紹介され,5月26日に受診。ユーパスタを処方され,石鹸で傷口をよく洗い,傷の中を綿棒でグリグリと洗うように指導されたが怖くてできなかった。27日にも受診したが,診察する医師が変わり,治療の方法も説明も異なるため,不信感をいだき,ネットで調べて,28日に当科を受診。
 初診時,左乳房下溝外側に約5センチの皮膚欠損創を認め,中心部にある瘻孔は内側方向に7センチの深さがあった。ナイロン糸ドレナージを5本ほど挿入し,ズイコウパッド ZUIKOPADで被覆した。以後,瘻孔は順調に浅くなり,6月中旬でドレナージ終了となり,プラスモイストでの被覆に切り替えた。6月19日には瘻孔は1センチ以下になり,あとは自分でやりますとのことで通院終了とした。

5月28日 6月2日 6月9日 6月19日


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/892/index.htm】

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