1歳0ヶ月男児。
8月24日に熱いお茶の入った急須をひっくり返して前胸部〜腹部に熱傷受傷。直ちに●●医療センターに救急搬送され,外科に入院となり,31日に退院した。入院中はメロリンガーゼと軟膏の治療だったが,ガーゼを剥がすたびに創面から出血し,あまりに痛がるために,治療に不信を持ち,退院後は同院ではなく当科への通院を希望。
初診時,メロリンガーゼを剥がした際に出血し,かなり泣かせてしまった。当科ではプラスモイスト(R)で創面を被覆したが,翌日からは出血しなくなり,活発に動いて遊ぶようになった。●●医療センター入院中は自分から動こうとしなかったそうだ。
外来通院で治療した。
9月3日 | 9月4日 | 9月6日 |
9月10日 | 10月23日 |
やはり,メロリンガーゼは旧世代の治療材料でしかない。創面に固着して剥がす際に出血させるし,創面は乾燥気味になるからだ。つまり,地球上から消え去って欲しい治療材料である。
【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/tokyo/case/0088/index.htm】