2歳5ヶ月男児。
 7月8日,花火をしていて靴の中に花火が入って熱傷受傷。同日,当院救急外来受診した。当科ではプラスモイスト(R)で治療を行った。
 7月20日まで通院し,それ以後,母親の里帰り出産のために一緒に四国に行き,プラスモイストの交換のみを続けてもらった。9月に再受診し,軽度の肥厚性瘢痕を認めたが,特に治療の希望はなく経過観察となった。運動障害も生じていない。

 花火による熱傷も少なくないが,温度が高いため,熱湯の熱傷より深くなりやすく,この症例でも3度熱傷となった。もしもこのような患者さんが受診されたら「花火の熱傷は深くなる傾向があるので,完治までにちょっと時間がかかるかもしれません」と最初の時点で説明した方がいいかもしれない。

7月9日 7月12日

7月17日 7月19日

7月20日 9月24日

【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/tokyou/case/0004/index.htm】

左側にフレームが表示されない場合は,ここをクリックしてください