54歳男性
 数年前から仕事をやめて自宅で生活し,病院受診歴もない。
 2014年1月6日,突然意識障害で〇〇大学病院に救急搬送され,人工呼吸器装着し集中治療室管理となる。コントロール不良の糖尿病あり。2日後,項部〜後頭部に皮下膿瘍形成を認めて切開。1月9日に当院内科に転院。1月10日,当科初診。
 初診時,項部に切開創を認め,内部は白色壊死組織が大量に付着していたが,局所の発赤や圧痛は軽度だった。当科では少しずつデブリードマンを行い,創部は「穴あきポリ袋+紙おむつ」(勝手に鳥谷部先生のサイトにリンク)で被覆した。
 壊死組織は自然に自己融解して奥の方から排出され,2月下旬に自然閉鎖した。

1月10日 1月14日 1月28日
2月4日 2月14日 2月28日


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/683/index.htm】

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