43歳男性。
 2013年3月初めに右第1趾の角質を削っていて傷ができた。自宅で消毒をしていたが治らず,傷が広がってきた。3月28日に〇〇病院創傷センターを受診。HbA1c 13%で糖尿病といわれ,3月31日に入院し,翌日,第1・第2趾の切除術が行われた。しかし,主治医から術後の治療方針の説明が一切ないことに不満を覚え,主治医と喧嘩になって6月4日に自主退院。糖尿病については同院内科で治療を続けることとし,傷の治療についてネットで調べて当科を受診。
 当科では創傷治癒のメカニズムと湿潤治療の原理を説明し,「穴あきポリ袋+紙おむつ」の作り方と使い方を指導した(鳥谷部先生のサイトに勝手にリンク)。18日に再受診していただいたが,創は著明に上皮化が進んでいた。仕事が忙しく休めないとのことで,何か異常があったら受診するように説明し,通院終了となった。

6月7日 6月18日


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/375/index.htm】

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