25歳男性。
2012年10月末,自宅でガス漏れがあり,換気扇をつけたところで爆発し,爆風で吹き飛ばされて意識を失った。気がついたら両手などにやけどしていた。〇〇大学病院に救急搬送されて軟膏とガーゼで治療。11月から目白の「熱傷治療は私費診療でなければ治らない」と宣伝していることで有名な△△医院に通院したが,1日1万円の治療費が払えなくなり,2013年4月に通院打ち切り。それ以前から,右手指,特に右母指が曲げにくく,それを同院医師に訴えたが,軟膏を塗っていれば治ると取り合ってくれなかった。
もう少し親指が動くようにならないかとネット検索し,当科を受診。
当科では肥厚性瘢痕に対しドレニゾンテープを処方。6月24日に受診していただいたが,瘢痕は柔らかくなり,母指が動かしやすくなったそうである。△△医院に払った100万円が無駄だったと怒り心頭の様子であった。
5月17日 |
6月24日 |
【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/359/index.htm】