72歳男性。
2013年5月1日,大田市場で働いている時にフォークリフトに両足を轢かれ,右脛骨骨折,左第2,3中足骨骨折,足背皮膚のDegloving Injuryを受傷。ただちに近くの〇〇病院に救急搬送され,縫合処置を受けた後,自宅近くの当院整形外科に転院となった。当院では5月8日に脛骨骨折の手術を行ったが(中足骨骨折は転移がほとんどなかったために手術は行わなかった),左足背,足底の皮膚循環が不良で皮膚壊死が生じる可能性が高いとして,当科紹介となった。足底全体が高度に腫脹していた。
当科では「穴あきポリ袋+紙おむつ」で創部を被覆。皮膚が壊死したらデブリードマン,その下に血腫があれば除去してペンローズドレーンでドレナージ,という方針で保存的に治療。
8月12日に退院となった。
2013年5月9日 | 倍以上に腫れ上がっている |
5月13日 |
5月20日 |
5月23日 |
5月27日 |
5月31日 |
6月11日 |
6月24日 |
7月18日 |
7月29日 |
2013年10月17日 普通に歩いている |
普通の靴が 履けるように なった |
2014年12月10日 |
【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/344/index.htm】