53歳女。
 2019年1月ころ,左下腿内果に傷ができて治らなくなった。〇〇皮膚科に通院して軟膏が処方されたが治らなかった。その後,ネットで調べて湿潤療法をしている△△クリニックを受診し,湿潤療法開始。一時,上皮化したが,年末にカサブタができて潰瘍再発。痛みが強くなったため,△△クリニックに連絡したが休診だったため,◇◇鈴木医院を受診し,●●病院形成外科を紹介されて受診。石鹸でよく洗ってイソジンシュガーゲルを塗布し,ガーゼで覆うように指導されたが,潰瘍はかえって深くなったため,△△クリニックを再度受診。当院紹介となった。
 正しく湿潤治療をしているのに治癒傾向が見られないこと,創周囲の皮膚に色素沈着が見られることから静脈鬱滞性潰瘍を疑い,患者自宅近くの総合病院心臓血管外科に紹介。「両側伏在静脈瘤による静脈鬱滞性潰瘍」とのことであった。

2020年2月8日


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/3432/index.htm】

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