33歳女性
12月28日,パティシエの仕事中に,熱した油で右前腕全周性に熱傷受傷。ただちに当院救急科に救急搬送された。救急科ではワセリンを塗布したラップで創部を被覆し,痛みはすぐに治まった。年末年始のため,自宅でラップの交換と創部の洗浄を行い,数日ごとに救急室で経過観察。仕事は通常通りに続けていたとのことである。
年明けに1月4日に当科を受診したが,既に上皮化がほぼ完了していた。遮光を続けるように指導し,通院終了となった。
1月4日 | 1月9日 | 1月16日 |
上皮化したての皮膚はこのように赤くツルツルしている。遮光を続けるだけで他の治療をしなくても(つまり,リザベン内服をしなくても,ヒルドイドソフト(R)を塗らなくても),おおよそ3ヶ月くらいでかなり「普通の皮膚」っぽい色に戻る。
【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/189/index.htm】