11ヶ月男児。栃木県在住。
 10月15日,ティファール型の電気ポットを倒して左手にヤケド。自宅近くの〇〇皮膚科・美容外科クリニックに通院していたが,治らないため●●医科大学皮膚科を紹介され,通院していたが,軟膏ガーゼの治療に両親が疑問を持ち,ネットで熱傷治療について調べて当サイトを発見。11月中旬からひまわりこどもクリニックに通院している。肥厚性瘢痕を生じたため,当科を紹介された。
 母指,示指背側に軽度の瘢痕拘縮,手背に軽度の肥厚性瘢痕を認めたが,母指・示指共に運動障害は認められない。ドレニゾンテープ貼付で経過観察するように説明した。

 両親へは次のように説明した。

  • 現時点では運動障害はないので手術の必要はない。
  • ドレニゾンテープで瘢痕が柔らかくなり,1年位するとかなり目立たなくなるはず。
  • 手が急に大きくなる時期にもしかしたら運動障害(屈曲障害)が起こるかもしれないが,その時に手術を考えればいい。
  • 「傷がきれいになる」という謳い文句の商品(アットノン(R))はあるが全く効かない。
  • 湿潤治療開始まで1ヶ月かかっていたことと乳児であることを考えると,この程度の瘢痕で治ったのは非常に良いと思う。ひまわりこどもクリニックで正しい治療をした結果だと思う。信頼できる先生ですよ。
  • 今後,なにか心配事があったらすぐにメールで連絡して欲しい。
 

1月23日


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/〇〇/index.htm】

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