42歳女。肝硬変で〇〇大学病院に通院中。
 2015年1月,雪道で転倒し左前腕打撲。病院に行かず様子を見ていたが,前腕が腫れて左手がしびれてきたため,3月12日,当院整形外科受診。血腫の診断で当科紹介となった。
 同日,直ちに局所麻酔下に切開し,大量の血腫を除去。ズイコウパッドで被覆。その後は,特に問題なく経過し,19日には残っていた血腫も自然に融解した。
 3月23日に受診したが,受診時,意識レベルの低下があり,肝硬変の既往があったことから内科紹介となり,そのままICU入院。3月21日ころから食欲がなくなったとの事だった。肝機能の著しい低下と高度の脱水があり治療開始となったが,2日後に死去された。

3月12日 3月16日 3月19日


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/1515/index.htm】

左側にフレームが表示されない場合は,ここをクリックしてください