20歳男性。
 10月15日,ライターでろうそくに火をつけようとしてライターが加熱して,左母指に熱傷を受傷。直ちに●●大学▼▼病院救急室を受診し,翌日から同院皮膚科に通院した。しかし,日によって医者が代わり,診察したすべての医者が「植皮が必要な熱傷」と植皮の話ばかりするため不安になり,ネットで調べて当科を受診した。
 当科ではプラスモイスト(R)で治療。翌日には痛みがなくなり,左手も普通に使えるようになったため,あとは自分で治療を続けます,ということで通院終了となった。

10月19日 10月23日


 こんな軽傷の熱傷を「手術が必要な深い熱傷」と説明しちゃダメだろ,そういう説明をすると患者が逃げるよ,という見本のような症例である。こういう医者を「針小棒大説明医者」と呼ぶことにしよう。
 もちろん,こういう針小棒大説明医者がいるから,湿潤治療をしている医者は助かるわけだが・・・。

【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/121/index.htm】

左側にフレームが表示されない場合は,ここをクリックしてください