9ヶ月男。埼玉県在住。
 10月19日,テーブルの上に置いてあった電気蒸し器のコードを引っ張って落とし,熱湯で背部に熱傷。〇〇病院形成外科に通院しているが,「傷跡は絶対に残る。ケロイドになった場合には切除する手術を行う」と説明された。その説明に納得出来ない両親がネットで調べて,10月28日に当科を受診。
 初診時,背部には小さな潰瘍が数個ある程度で,残りはきれいに上皮化していた。両親に「もうほとんど治っていて,目立つような傷跡は残りません。ケロイドになるわけがありません」と説明。小潰瘍はハイドロコロイド被覆材で被覆し,残りの上皮化した部分は白色ワセリンを塗布して乾燥を防ぐように指導した。

10月28日 11月4日


 この熱傷を見て,「傷跡が残り,ケロイドになる」と診断した形成外科の先生って,バカか,熱傷の治療経験がないか,患者の家族が不安になるのを見るのが楽しみなのか,目玉が腐っていて創面がよく見えていないのか,いずれなんでしょうか。

【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/1185/index.htm】

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