74歳男性。
 糖尿病,関節リウマチで他院フォロー中。
 9月28日より左足背の腫脹があり,10月2日に当院内科に紹介され,入院となる。足背の膿瘍・潰瘍について当科紹介となった。

2012年10月5日
この時はドレナージが確保されて
いると考え,経過観察とした。
創は「穴あきポリ袋+紙おむつ」
で被覆。
10月15日
近位部に潰瘍ができ,皮下に
膿瘍が広がっていた。
近位部を切開する。
10月18日
遠位の潰瘍に切開を広げた。

10月22日 10月31日 11月8日

11月22日 12月6日 12月20日

12月27日 2013年1月8日 2013年9月2日


 この症例での反省点は,10月15日の時点で思い切って十分な切開をしなかったことだ。広範な膿瘍ができている場合,切開をケチってはダメだ。膿瘍を全長にわたって切開するくらいでいい。

【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/112/index.htm】

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