43歳女。
数日前から背部が腫れて痛みが出てきた。〇〇大学病院形成外科を受診したが,「感染している時は局所麻酔が効かないので切開できない」と説明され,抗生剤のみ処方された。抗生剤内服でも痛みが増強してきたため,ネットで粉瘤について検索し,当科を受診した。
当科では,感染している時ほど手術がしやすく,局所麻酔が効かないということは絶対にないと説明し,直ちに手術し,皮膜を除去。止血とドレナージのため,ヘモスタパッドを創内に留置。翌日,出血がなく,炎症症状も認められなかったため,ズイコウパッドで被覆した。以後は自宅近くのエミリオ森口クリニックの望月先生を紹介し,そちらに通院していただくこととした。
9月16日 | 皮膜除去 | 9月17日の ヘモスタパッド |
除去後 |
10月2日 望月先生が撮影 |
【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/1092/index.htm】