23歳女性。
 9月26日,フライパンの油で左手にヤケド。職場近くの皮膚科クリニックを受診し,軟膏で治療を受けた。職場の同僚が以前,当科で熱傷治療を受けていて,当科受診を薦めた。
 当科では,プラスモイスト(R)で治療した。

10月2日 水疱膜除去後 10月10日


 前医では水疱膜を全て残して治療している。つまり,創面の状態を一切観察することなく,熱傷深度の診断もせずに,ただ漫然と軟膏を塗っていただけということになる。これでまともな治療ができるわけはないし,これを見ただけで,この医者はものを考えずに治療をしていることがわかる。
 水疱膜を除去する理由はもちろん,感染を起こさないためだが,同時に,創面の状態を正しく観察するためには水疱膜を除去する必要があるのだ。

【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/109/index.htm】

左側にフレームが表示されない場合は,ここをクリックしてください